産業カウンセラー養成講座


2010年度産業カウンセラー養成講座の募集は終了しております。



コミュニケーションはうまくとれていますか?

 現代は、人間関係が希薄になっているといわれています。上司と部下の関係、教師と生徒との関係、同僚との関係、友人との関係、夫婦関係などなど、コミュニケーションはうまくいっていますか? 産業カウンセラーは勤労者からいろいろな相談を受けますが、人間関係に起因している相談が7割におよびます。仕事のうえではもちろん、プライベートでもコミュニケーションがうまくとれないと、私たちは仕事で能力を発揮できず、成果もあがりません。いきいきと健康に生きていくために、当協会の「産業カウンセラー養成講座」で学ぶことをお勧めします。


「産業カウンセリング」は時代の要請

 現代はまたストレスの時代ともいわれ、メンタルヘルス不調者の増加や過労自殺など「職場のメンタルヘルス」は喫緊の問題となっています。そのため、職場のメンタルヘルスケアの重要性が認識されてきており、「心の健康づくり専門スタッフ」「心理職」として産業界のことにも明るい「産業カウンセラー」が求められています。


すべてのカウンセリングの基本「傾聴」を学ぶ

 「産業カウンセラー養成講座」は理論学習と演習からなっています。なかでも当協会が非常に力を入れ重視しているのは、カウンセリング演習における「傾聴」です。
 社会生活に不可欠なコミュニケーションを行うとき、「話す側」と「聞く側」という関係が成立します。私たちが通常気になり関心をもつのは、「話す側」のようです。たとえば、管理監督職はかつて部下に対して「アドバイスする人」「答えを与える人」「指示をする人」でした。この関係は「親と子」や「教師と生徒」も同じでした。しかしこの関係では、部下も子どもや生徒も、成長、自立(自律)していかないということが理解されてきました。そこで注目されているのが、人を育て、人が成長し自立(自律)していくきき方、すなわちカウンセリングを行うときの技法なのです。
 カウンセリングにはいろいろな方法があります。カウンセラーの対応もその人その人のやり方があります。教科書どおりにはいかないし、技法をマニュアル化することが難しい分野です。しかし、「傾聴」はすべてのカウンセリングの基本であり、体験を通じて身につけることができます。


他に類のない実践的カウンセリング講座

「傾聴」の一番の特徴は、「受容」と「共感」です。「話をしている人」の言うことをすべて、明らかに間違いとわかることもすべて受け入れ、あたかも「話をしている人」と同じように感じて、話を聴いていきます。そのように話を聴くと、「話をしている人」にどのような変化がでてくるのか? そして問題解決へつながっていくのか?
 このプロセスを、当講座のカウンセリング演習では、「傾聴」の技法を一つずつ体験しながら勉強していきます。10数人の小グループに分かれ、1グループに2人の指導者がついて、カウンセラー役、クライアント(相談をする人)役、客観的な立場のオブザーバー(観察者)を体験していきます。これらの3つの役割を体験することによって、「このように自分のことを話したのは初めて」「いままでいかに人の話をきいていなかったか」など、いろいろな気づきが得られるでしょう。
 理論学習では、カウンセリングを実際に行うときの専門的な理論と知識と、産業カウンセラーが実際に仕事や活動していくうえで必要な理論と知識を学習します。産業カウンセラーには、働く人々に対してメンタルヘルスの研修を実施したり、企業・団体に対して情報提供や改善に向けた提案などを行う重要な役割があります。いま、産業界はどのようになっているのか、働いている人にどのような問題が起きているのか、法律はどのようになっているのかなどの情報・知識がないと、産業カウンセラーとして機能していきません。
 当講座は産業カウンセラーを養成する講座ですが、企業などの管理監督者、人事労務・教育・安全衛生の担当者、教師、医療職、社会保険労務士、人材斡旋など、人にかかわる仕事をされている方にも有益な勉強になると思います。